お葬式に参列する際の持ち物リスト|必須のものや持参すると便利なものを紹介

MINI COLUMN

お葬式に参列する際の持ち物リスト
必須のものや持参すると便利なものを紹介

2022.08.25

人の訃報は突然おとずれます。急にお葬式に参列することになった場合、どのようなものを持っていったら良いのかわからず困ってしまうケースも少なくありません。そこで今回は、お葬式に参列する際に必要なものや持っていくと便利なものについて解説します。

お葬式に参列される方は、ぜひご一読ください。

お葬式に参列する際に必須の持ち物

画像1

お葬式に参列する際に必要な持ち物は、以下のとおりです。

  • 数珠
  • 香典
  • 袱紗
  • ハンカチ
  • バッグ

数珠

まず必要となるのが、数珠です。

数珠と一口に言っても、素材や形、色などはさまざまです。形については、男性は珠の大きな数珠、女性は珠の小さな数珠を使うのが一般的です。素材や色に厳格なルールはありませんが、地域によってはローカルな決まりが存在する場合もあるため、できれば事前に確認しておくことをおすすめします。

数珠を忘れてしまった場合でも、「借りて使えばいいのでは」と思われるかもしれません。しかし、数珠は本人の魂や分身を表す存在でもあります。

したがって、忘れたり持っていなかったりしたときでも、家族や周りの方から借りるのは厳禁です。原則、数珠は1人につき1つ用意するようにしましょう。

なお、仏教ではないキリスト教などのお葬式に参列する際は、数珠を用いないため持参しなくて問題ありません。

香典

香典とは、亡くなった方へお悔やみの気持ちと共にお供えする金品や物品です。近年では、遺族が負担するお葬式の費用を少しでも軽くするための思いやりの意味も込められています。

香典は香典袋に入れて持っていきましょう。香典で使用するお札は、新札を使用しないよう注意することが重要です。

香典で新札を使ってしまうと、「あらかじめ用意していたような印象がある」=「故人が亡くなることを予測していたかのように見える」という理由からマナー違反とされています。新札しか手元にない場合は、必ず真ん中を一度折ってから包むようにしましょう。

なお、極端にしわのついたお札や劣化が激しいお札を使用するのも失礼にあたるため気をつけましょう。

袱紗

袱紗(ふくさ)とは、香典を包む布を指します。

お葬式で持参する袱紗は、黒色や藍色といった寒色系のものを選択しましょう。中には柄物の袱紗や明るい色の袱紗もありますが、これらは結婚式などの明るい行事で使用するものであるためご注意ください。

ハンカチ

お葬式に参列する際は、涙をぬぐうためのハンカチを持っていくようにしましょう。お葬式で持参するハンカチは、黒か白にするのが無難です。

昔はお悔やみごとにあたる行事は白装束で行っていたため、それに合わせて白色のハンカチを持つのが一般的でした。しかし現在では黒色の喪服が主流ですので、喪服に合わせて黒いハンカチを持つのが通例となりつつあります。

バッグ

女性の場合は、コンパクトなハンドバッグを持参するのが一般的です。男性の場合はバッグを持たずに参列される方も多くいますが、バッグは持っていってもいかなくても問題ありません。

ただし男女共通の注意点として、バッグは原則小さく地味なものを選択しましょう。極端に大きなバッグや派手な装飾があるのもの、光沢があるものは目立ってしまうため避けるのがおすすめです。

お葬式に参列する際に持参すると便利な持ち物

画像2

以下の持ち物は必須ではありませんが、持参していると役に立つため持っていくことをおすすめします。

  • ハンカチ(汗拭き用)
  • 折り畳み傘
  • 手袋
  • 扇子
  • ストッキング

ハンカチ(汗拭き用)

涙をぬぐうハンカチと、汗拭き用のハンカチも用意することをおすすめします。真夏にお葬式を行う場合、長時間喪服を着ていると汗をかきやすくなります。汗拭き用も、涙をぬぐうハンカチ同様に無地のものを選びましょう。

折り畳み傘

お葬式の行き帰りでは、予想外の雨に降られる可能性もあります。折り畳み傘を持参しておけば、急な雨にもスムーズに対応できます。

お葬式に持参する折り畳み傘は、地味な色のものを選ぶようにしましょう。具体的には、黒や灰色、紺といった色合いの傘がおすすめです。

葬儀の日に雨の予報が出ている場合は通常の傘でも問題ありませんが、あまり大荷物になってしまうと周りの参列者やご遺族の方の迷惑となってしまう可能性もあります。したがって、コンパクトで持ち歩きやすい折り畳み傘が向いているでしょう。

手袋

お葬式での手袋は、黒色のシンプルなものを選びましょう。急な葬式への参列が決まった際、特に女性の場合は「派手なネイルをしていて、お葬式までに落とすのは難しい」ケースもあるのではないでしょうか。そんなときは手袋をすれば、お葬式の場において不適切なネイルなどを隠せます。

黒といってもレースやファーなど派手な装飾があしらわれている手袋は、厳禁です。

扇子

真夏にお葬式を行う場合、暑さを感じるシーンは多いです。そこで扇子を持っておけば、熱中症リスクをさけられます。

お葬式で使用する扇子は、マナーがあります。全体的なデザインは、黒色または白色のものを選択しましょう。また、骨部分は黒色が推奨されます。柄が入ったものや目立つ装飾があるものは避け、シンプルかつ無地のものを使用するのが葬儀の場にふさわしいです。

ストッキング

女性の場合、喪服を着る際はストッキングを着用しますね。ストッキングは伝線の可能性があるため、予備も持参しておきましょう。

お葬式におけるストッキングも、柄のない黒色のものおすすめします。ただし黒色が極端に濃いストッキングは失礼にあたるため、適度に肌色が見えるものを選ぶのがマナーです。

お葬式にはお供え物を持参することもある

画像3

お供え物を渡す際のマナーを解説

お葬式では、亡くなった方をしのぶためにお供え物を持参するケースもあります。香典も同様の意味を持っているため、香典を送るならば原則お供え物は必要ありません。なお、「友人一同」「従業員一同」のように複数人でお供え物を送る場合には、それとは別に個人が香典も用意する必要があります。

お供え物には、適切なものと不適切なものが存在します。殺生を連想させる魚や肉、お祝いに用いられる鰹節、明るく濃い色をした花などは、お供え物として用いると失礼にあたるため注意しましょう。

おすすめのお供え物は、お菓子です。お菓子はかさばらず持ち帰りやすいほか、極端に好みが分かれることも少なく、遺族の方に受け入れてもらいやすいお供え物です。

また、お菓子は消えものであるため、「長く悲しみを引きずらない」点でも縁起の良いお供え物だといえます。

まとめ

お葬式に参列する際は、数珠や香典、袱紗などを忘れないようにしましょう。ほかにも、汗拭き用のハンカチや折り畳み傘などがあると便利です。

お葬式では、お供え物を持参するケースもあります。お供え物はタブーにあたるものを持参しないよう注意してください。無難なお供え物を持参したい方は、消えもので遺族に受け入れてもらいやすいお菓子を選ぶのが良いでしょう。

またお供え物が必要な場合は、新潟味のれん本舗のおせんべいがおすすめです。新潟味のれん本舗では、原料にこだわった国産米100%のおせんべいを製造・販売しています。

お子さんからお年寄りの方まで味わいやすい商品となっており、ご遺族の方に安心して味わっていただけるでしょう。どのようなお供え物をするか迷っている方は、ぜひご検討ください。