結婚内祝いとは|贈るタイミングやマナー、ギフトの選び方のポイントも解説します

MINI COLUMN

結婚内祝いとは
贈るタイミングやマナー、ギフトの選び方のポイントも解説します

2022.11.25

結婚内祝いとは、結婚式に出席せずに結婚祝いを贈ってくれた人に対して返すお礼の品物です。結婚式で直接渡せない結婚内祝いは、どのタイミングでどんなものを贈ると良いのでしょうか。

本記事では、「のし紙」の選び方や「お礼状」の添え方などの気になるマナー、また結婚内祝いとしてふさわしいギフトの選び方を解説します。

結婚内祝いとは?

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結婚内祝いとは、何らかの事情で結婚式に出席できなかった人などが贈ってくれたギフトに対して、お礼として返すのが結婚内祝いです。なお、引き出物と合わせて返す場合もあります。

結婚内祝いの意味合い

そもそも内祝いは「身内の人々に幸せや喜びを分けること」を目的に行われており、出産や新築、開店・開業、快気祝いなどでも用いられます。このことから、結婚内祝いは身近な人への結婚の報告を兼ねて幸せをおすそ分けしたり、感謝の思いを伝えたりするために贈るものです。

そのため本来の結婚内祝いは、お祝いを贈ってくれたかどうかに関わらず、身近な人へ自発的に贈るものでした。しかし最近では「お祝いを催促しているように見える」といった理由から、自発的に結婚内祝いを贈る風習は無くなりつつあり、最近ではあくまでもお礼として用いられるのが一般的です。

結婚内祝いを贈るタイミング

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結婚内祝いを贈るタイミングとしてふさわしいのは、結婚祝いを受け取ってから1ヶ月以内です。結婚祝いは、基本的に結婚式の前後に受け取る場合が多いため、結婚式の1ヶ月後を目途に贈れるように調整すると良いでしょう。

コロナ禍の昨今は、思うように結婚式を挙げられない人も多いはずです。婚姻届の提出から結婚式までに時間が空く場合には、その間に結婚祝いを受け取ることも多いでしょう。この場合はできるだけ早く結婚内祝いを贈ることをおすすめします。

結婚祝いを受け取ってから内祝いをするまでに1ヶ月以上のブランクができてしまうと、失礼にあたるため注意が必要です。やむを得ず結婚式後に手配する場合は、あらかじめ連絡しておき、感謝とともにその旨を伝えましょう。

結婚内祝いを贈るときのマナー

結婚内祝いを贈るときのマナーとして覚えておくべき点は、以下の2点です。

<結婚内祝いを贈るときのマナー>
@のし紙をつけて贈る
Aお礼状を添える

どのような内容にすべきなのかを含めて、マナーを詳しく解説します。

@のし紙をつけて贈る

贈り物には必ず「のし紙」をつけましょう。のし紙にはいろいろなタイプがありますが、結婚内祝いとしてふさわしいのは「結び切り」です。「蝶結び」タイプもありますが、これは何度も結び直せる=繰り返し結婚する可能性があることを暗示するため、ふさわしくありません。

表書きには「内祝」や「結婚内祝」、もしくは「御礼」や「寿」を水引の上に記入します。また、贈り主の名前を水引の下に記入しましょう。男性の名前は右側、女性の名前は左側に書くのが一般的です。このとき、表書きよりも少し小さな字で名前を書くように注意してください。

Aお礼状を添える

お礼状を添えることも忘れてはなりません。お礼状に書く基本的な内容は、以下のとおりです。

<お礼状の内容>
・結婚祝いを贈ってくれたことへの感謝
・新生活の状況
・夫婦としての抱負や思い
・今後の支援を希望する旨

結婚内祝いなどの慶事で書く手紙には、「、」や「。」といった句読点は使いません。読みにくくなる場合は、空白や改行で区切りましょう。また、締めくくりとして夫婦の名前を連名で書き、その直下に新居の住所や電話番号を記載するのがマナーです。

結婚内祝いで贈るギフトの選び方

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結婚内祝いで贈るギフトは、どのように選ぶと良いのでしょうか。「適切な予算」や「喜んでもらいやすい品物」など、気になるポイントはいくつもあるはずです。また、選ぶ個数によっては縁起が悪くなるため注意しなければなりません。

そこで本項目では、4つのポイントに分けて結婚内祝いで贈るギフトの選び方を解説します。

@予算の相場はお祝いの1/3〜半分程度

結婚内祝いの予算相場は、受け取ったお祝いの1/3〜半分程度と考えましょう。たとえば10,000円の結婚祝いを受け取った場合の予算相場は、3,000〜5,000円です。この範囲内で、相手との関係性に応じて予算を決めることをおすすめします。

注意したいのは、両親や上司などに贈る結婚内祝いの相場です。このような目上の人に対して高額なお礼を返すのは失礼にあたる場合があるため、控えめな金額に抑えると良いでしょう。たとえば50,000円のお祝いを受け取った場合は、15,000〜20,000円程度が予算として適切だと言えます。

また連名でお祝いを受け取った場合に、個人全員に対して内祝いを贈ると負担を感じさせてしまいます。この場合は普段の「職場向け」「学校向け」のお土産と同じように、個包装されたギフトを贈りましょう。

A個数に注意する

縁起が悪くならないように個数に注意することもポイントです。具体的には「偶数」のものと「4」「9」のような忌み数字は避けましょう。偶数は割り切れてしまうため結婚というシチュエーションにふさわしくなく、「死」や「苦しむ」などを連想させる忌み数字も縁起が悪いので避けられています。

B消えものがおすすめ

消費したら無くなる消えものを選ぶことをおすすめします。消えものは食品や入浴剤、洗剤といった実用的なものが多く、さまざまな商品から相手の好みに合ったものを選べる点がメリットです。相手の手元に残ってしまうものを贈ると、処分するときに困らせてしまう可能性があるため注意しましょう。

C食べ物なら賞味期限や保存方法に注意する

食べ物を選ぶ場合は、賞味期限が早いものは避けた方が無難です。受け取ってから1週間以内に食べる必要があるなど、早く食べなければいけないものを選ぶと、相手に負担をかけてしまう場合があります。相手に外食や旅行の予定があっても喜んでもらえるように、賞味期限が1ヶ月以上あるものを選びましょう。

また、保存方法にも注意が必要です。冷蔵・冷凍保存の必要があると管理する手間がかかってしまいます。これらの難点をクリアーするには、常温で長く保存できる「せんべい」や「おかき」などのアイテムを選ぶと良いでしょう。

まとめ

結婚内祝いは、結婚式に出られなくても結婚祝いを贈ってくれた人へのお礼として贈るものです。のし紙とお礼状を添えることがマナーであり、予算相場はお祝いの1/3〜半分程度と考えましょう。選ぶ品物としては消えものがふさわしく、特に老若男女に喜ばれる食べ物が便利です。

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