お中元とお歳暮の違いとは|時期や費用相場、表書きの違いをわかりやすく解説

MINI COLUMN

お中元とお歳暮の違いとは
時期や費用相場、表書きの違いをわかりやすく解説

2022.12.16

お中元とお歳暮の違いをご存じない方も多いのではないでしょうか?またどんなものを贈ったら良いのか迷っている方もいるはずです。

そこで本記事では、お中元とお歳暮の違いや、それぞれの定番商品について解説します。贈る時期や費用相場、表書きの書き方など、必要なことをまとめましたので参考にしてください。

お中元とお歳暮の違い

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お中元とお歳暮の大きな違いは、主に3つあります。表にまとめましたので、ご覧ください。

お中元 お歳暮
起源 中国の風習 日本の風習
贈る時期 関東:7月初旬〜7月15日まで
関西:7月中旬〜8月15日まで
12月13日から12月20日までに贈るのが一般的
金額 親戚、知人:3,000円程度
仲人、上司:5,000円程度
お中元よりも2〜3割高めの品物を贈ることが多い

お中元は、中国の文化が発祥と言われています。もともと中国の「中元」は日本のお盆にあたり、旧暦の7月15日に仏教の行事である「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が行われてきました。日本におけるお盆の文化も中国から伝わり、お盆の時期に贈り物をする文化ができたと言われています。

一方でお歳暮は、日本で古くから続いている風習である説があります。年の暮れにご先祖様を祀る「御霊祭」が行われていましたが、その後は分家や嫁いだ人が親族に贈り物をしていたと言われています。その風習が時代とともに変化し、お世話になった方に贈り物をするようになりました。

お中元とは

お中元とは、7月の初旬からお盆くらいまでの間に、健康と感謝の気持ちを込めた品物を贈ることです。主に会社などでお世話になっている目上の方に、お中元を贈ります。

贈る時期に関しては、関東と関西で異なります。また北陸地方や九州地方、沖縄など地方によっては特殊なケースもあるので、確認しておきましょう。

お歳暮とは

お歳暮とは、12月13日辺りから日頃の感謝を込めて贈り物をすることです。お中元は半年間の感謝を表しているのに対し、お歳暮は年末の挨拶の意味合いが込められています。1年分の感謝を込めるという意味では、お中元よりもお歳暮の方が重視される傾向が強いです。

お中元とお歳暮を贈る時期

お中元とお歳暮の大きな違いは、贈り物をする時期です。お中元は7月からお盆の前に贈るのに対し、お歳暮は12月の半ば頃になります。それぞれ地域によって差はありますが、お中元はお盆の前、お歳暮は年末で慌ただしくなる前と覚えておきましょう。

お中元とお歳暮の費用相場

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お中元とお歳暮の費用相場は、3,000〜5,000円が一般的と言われています。両方とも贈る場合は、お歳暮を少し高級感のあるものにするケースが多いです。それには1年間の感謝の気持ちを込めるため、お中元とお歳暮で差をつけるという意味があります。

しかし、お中元とお歳暮のどちらも必ず贈らなければならないわけではありません。負担になる場合は、お歳暮だけを毎年贈るようにしている方も多いようです。

お歳暮は、お中元の2〜3割程度高いものを選ぶケースが多いと言われています。また特別お世話になった方には、費用相場を超える品物を選んでも失礼にはあたりません。

お中元とお歳暮で贈る定番の品物

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お中元とお歳暮では、贈る品物の内容も少し異なります。お盆やお正月の時期に合わせて贈り物を選ぶと、喜ばれやすいでしょう。

そこで、お中元とお歳暮で贈る定番商品について解説します。

お中元で贈る定番の品物

お中元で贈る定番商品には、以下のような品物があります。
・フルーツゼリー
・鰻
・魚介類
・ビール
・ジュース

これらの商品には、暑い夏を元気に乗り越えられるようにという想いが込められています。たとえば、涼味を感じられるフルーツのゼリーや、スタミナをつけるために鰻や魚介類の詰め合わせなどが選ばれることが多いです。

またお酒が好きな方には、ビールも喜ばれます。お酒のつまみとして、せんべいなどのお菓子を贈るのもおすすめです。

お歳暮で贈る定番の品物

お歳暮で贈る定番商品は、以下のような品物です。
・おでんのセット
・お肉や魚介類
・お菓子
・お茶
・日本酒

お歳暮は、年末年始で家族や親戚が集まることを考えて、皆で楽しめるものを贈ると良いでしょう。たとえば、お菓子やお茶などはお正月のお茶請けに喜ばれます。またお酒好きの方であれば、冬はビールよりも日本酒や焼酎などが好まれる傾向があります。

お中元はどちらかというと残暑を乗り越えるものであり、お歳暮は良い年末年始を迎えるものとして贈ると喜ばれやすいでしょう。また相手の好みや家族構成などを考慮して、贈り物を選ぶのがおすすめです。

お中元とお歳暮での表書き

お中元とお歳暮では、表書きの書き方が異なります。間違ってしまうと失礼にあたるので、注意しましょう。そこで、お中元とお歳暮の表書きについて、それぞれの書き方をご紹介します。

お中元の表書き

お中元の表書きは、「お中元」または「御中元」と書くのが一般的です。

また時期によって、「暑中見舞い」8月8日または9日の立秋までは、「暑中御見舞」と書きます。立秋を過ぎてしまった場合は、「残暑御見舞」と書けば問題ありません。贈り先が職場の上司など目上の方の場合は、「暑中御伺い」「残暑御伺い」と書いて贈りましょう。

お歳暮の表書き

お歳暮の表書きは、「お歳暮」、もしくは「御歳暮」と書きます。

お歳暮の時期を逃してしまった場合は、年明けに「お年賀」「御年賀」と書いて贈りましょう。御年賀と書くのは松の内の期間までであり、関東であれば1月7日まで、関西であれば1月15日までを指します。

さらに松の内から2月4日頃の立春までであれば、「寒中御見舞」として贈っても良いでしょう。、また相手に届くのが年明けになってしまう場合は、贈り先にお詫びの手紙か電話を入れましょう。お歳暮を贈れなかったことと、年明けになることを一言伝えるのがマナーです。

なお水引きに関しては、お中元とお歳暮のどちらも紅白の蝶結びを使います。

まとめ

お中元とお歳暮は、どちらも日頃の感謝の気持ちを伝えるための贈り物です。地域によって贈る時期や金額は異なりますが、本記事で紹介したことを参考にしてください。

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