
MINI COLUMN
せんべい・おかきは栄養価が高い?
栄養価が高いオススメのせんべい・おかきを紹介
せんべいはお菓子の中でも、栄養価が高いかもしれないという話を聞いたことはありますでしょうか。ケーキやクッキーと比べると糖質や脂質も少ないため、ヘルシーなお菓子であるイメージをもっている人もいるかもしれません。
そこで今回は、せんべいやおかきに含まれている栄養素について詳しく解説していきます。数あるせんべいの中でも栄養価が高いものを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

せんべい・おかきの栄養素
せんべいはお米でできているため、主な栄養素は炭水化物です。その他にはどのような栄養素が含まれているのかを、以下の表でまとめました。
種類 | エネルギー(kcal) | タンパク質(g) | 炭水化物(g) | ビタミンB1(mg) | ビタミンB2(mg) |
---|---|---|---|---|---|
醤油せんべい | 373 | 7.8 | 83.1 | 0.02 | 0.03 |
揚げせんべい | 465 | 5.7 | 71.2 | 0.08 | 0.02 |
あられ | 381 | 7.9 | 84.2 | 0.09 | 0.05 |
参照元:文部科学省『第2章 日本食品標準成分表 15 菓子類』をもとに作成
※100gあたりの栄養素を表示しています。
おせんべい1枚あたりに含まれている塩分は約0.2gと言われているため、食べる量に気をつければ塩分をとりすぎる心配もありません。また、せんべいをよく噛んで食べると消化や吸収を助けるため、お腹に優しいお菓子と言えます。
そもそも、せんべい・おかきの違いは?
せんべいとおかきは使われているお米の種類が異なります。せんべいには粘り気の少ないうるち米が使われており、焼いたときに膨らみにくいのが特徴です。平べったくて硬い焼きせんべいが一般的で、他にも「ソフトせんべい」や「ぬれせんべい」などもあります。
一方、おかきにはもち米が使われ、粘り気が強くて膨らみやすいのが特徴です。正月にお供えした鏡餅を手で欠いて焼いていたことが由来と言われています。元々はおかきもちと呼ばれており、現代では「おかき」や「かきもち」という名前で親しまれるようになりました。
ちなみに、おかきに似ているものに「あられ」があります。定義は地域によって異なりますが、一般的には5センチ以下のものがあられと呼ばれることが多いようです。
せんべい・おかきに多く含まれる栄養素

せんべいに含まれている栄養素の中で、タンパク質・炭水化物・ミネラル類・ビタミンB1・B2がどのような栄養素なのかを解説していきます。どの栄養素も生きていく上で欠かせないものなので、ぜひ覚えておきましょう。
タンパク質
タンパク質とは、筋肉や臓器などを作るための大切な栄養素です。髪の毛や爪などの健康にも大きく関係しており、不足すると体力や免疫力の低下を引き起こすことも珍しくありません。
タンパク質は健康に必要な五大栄養素の一つであり、食事からしっかりとることが健康維持において非常に重要です。主に肉・魚・卵・乳製品・豆などに多く含まれていますので、主菜として摂取することが多いです。
炭水化物
炭水化物とは、タンパク質と同じく五大栄養素に分類されます。主な役割は、体を動かしたり生命を維持したりするためのエネルギー源です。炭水化物は、脳や筋肉などのエネルギーとして生きる上で欠かせません。
炭水化物の最低摂取量は、1日あたり100gと言われています。主食のご飯やパン、麺類などからとることで食事の栄養バランスが整います。また、いも類にも炭水化物が豊富に含まれており、ビタミンや食物繊維なども同時にとれるので栄養摂取に便利です。
ミネラル類
ミネラル類とは、栄養の吸収や細胞の働きに影響を与える栄養素です。無機質とも呼ばれており、主な栄養素にはカルシウム・亜鉛・カリウム・鉄があります。ミネラルが不足するとさまざまな欠乏症が起こりますので、バランス良く摂取しなければなりません。
代表的なミネラル類について、栄養素の働きと不足したときに起こりやすい症状は以下のとおりです。
栄養素の働き | 不足したときに起こりやすい症状 | |
---|---|---|
カルシウム | 骨や歯を作る、筋肉の収縮、血液を固める | 骨や歯が弱くなる、幼児の場合は成長に悪影響がある、筋肉のけいれんやてんかん |
亜鉛 | タンパク質やDNAの合成、味覚を正常に保つ | タンパク質やDNAの合成に悪影響がある、味覚障害、貧血、食欲不振 |
カリウム | 細胞の水分を維持する、心臓や筋肉機能の調節 | 脱力感、筋力低下、食欲不振 | 鉄 | 血液中の酸素を運ぶ | 貧血 |
ビタミンB1
ビタミンB1とは、ブドウ糖をエネルギーに変換する際に必要な栄養素です。糖質を多くとる人はエネルギーを効率良く使うためにも、ビタミンB1は欠かせません。とくにスポーツを日常的にやっている人は不足しないよう注意が必要です。
ビタミンB1が不足すると、ブドウ糖をエネルギーに変換できなくなるため、食欲不振や倦怠感などが現れやすくなります。また、脳や神経にも異常をきたすこともあり、重度の場合は足のむくみやしびれなどにつながることも少なくありません。
ビタミンB1は、主に肉・魚・豆・穀物・種実類に多く含まれています。ただし、米を精白するとビタミンB1は少なくなりますので、玄米や発芽玄米の方が多い点が特徴です。
ビタミンB2
ビタミンB2は、糖質やタンパク質、脂質の代謝をサポートする栄養素です。発育促進に必要なビタミンとも言われており、髪の毛や皮膚、爪など代謝が活発な部分の再生も大きく関係しています。ビタミンB2が不足すると、口内炎や角膜炎などが起こりやすくなるのが特徴です。
成長期のお子様の場合、ビタミンB2が不足すると成長が阻害されることもあります。そのため、エネルギー消費量が多い成長期には、ビタミンB2が不足しないよう注意しなければなりません。
ビタミンB2は、肉・魚介類・海藻類・豆・野菜などに多く含まれています。熱調理を行っても分解しにくいですが、光に弱いのが特徴です。また重曹を使って加熱すると、ビタミンB2が分解されるので注意しましょう。
栄養価の多いせんべい・おかきの種類

お菓子の中でも、タンパク質やビタミンなどの栄養価が豊富に含まれているせんべいをご紹介します。せんべいをせっかく食べるなら、栄養価にもこだわりたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
ごませんべい
まずオススメしたいのは、胡麻せんべいです。ごまは約半分が脂質で、リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸からできています。不飽和脂肪酸には、免疫力を高めたりコレステロール値を下げたりといった効果が期待できます。血液をサラサラにするとも言われているため、健康を意識している人にオススメです。
ごまには良質なタンパク質をはじめ、カルシウムや鉄分などがバランス良く含まれています。毎日のおやつを胡麻せんべいに変えるだけで、不足しがちな栄養素をカバーしやすくなります。ただし、ごまアレルギーの人はじんましんやむくみ、呼吸困難などのアナフィラキシーショックを起こすこともあるので控えるようにしましょう。
新潟味のれん本舗では、お米と黒ゴマの香りが食欲をそそる胡麻せんべいを販売しております。パリッとした薄焼きのせんべいで、小さなお子様からお年寄りまで楽しめるのが特徴です。
味の特徴 | お米と黒ゴマの香ばしさ |
食感や硬さ | パリッとした薄焼きのせんべいで、硬さは普通 |
包装 | シンプルでおしゃれなデザイン |
賞味期限 | 未開封状態で60日間 | カロリー | 1枚あたり30kcal |
豆かき餅
次にご紹介するのは、豆かき餅です。豆かき餅に使われている大豆には、脂質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富で、日本では古くからさまざまな調理法で親しまれてきました。大豆は畑の肉とも呼ばれているほどタンパク質が豊富で、100g中約3分の1がタンパク質でできています。
大豆は肉からタンパク質をとるよりも低カロリーです。また消化吸収率も良いため、効率良くタンパク質を摂取できます。しかし、食生活の変化にともない、現代人の大豆摂取量が減ってきているのも実情です。
そこで新潟味のれん本舗では、お米と大豆の甘みが味わえる越乃豆もちを販売しております。北海道十勝地方の農家と契約を結び、特別に栽培された大豆のみを使用しているのが特徴です。大豆イソフラボンは輸入大豆と比べて約2倍も含んでおり、豆本来の強い甘みを楽しめます。
味の特徴 | お米と大豆の甘みとあっさりとした塩味 |
食感や硬さ | ふんわりサクッとした食感で、柔らかめ |
包装 | シンプルでおしゃれなデザイン |
賞味期限 | 未開封状態で60日間 | カロリー | 1枚あたり47kcal |
まとめ
せんべいの歴史は弥生時代にまでさかのぼり、非常に歴史のあるお菓子です。ほとんどの人が一度は口にしたことがあり、お子様からお年寄りまで愛されているお菓子の一つと言えるでしょう。今回紹介した胡麻せんべいと豆かき餅は栄養も豊富で、小さなお子様でも安心して食べられます。
『新潟味のれん本舗』では、国産米100%使用など、原料にこだわって作ったせんべいやおかきを取り揃えています。素材や栄養価へのこだわりだけでなく、お米の風味を最大限に活かすために、工場直販の通信販売を1988年の創業以来続けてきました。
新潟の工場からお届けするこだわりのせんべいを、ぜひご賞味ください。