MINI COLUMN
「せんべい」「おかき」「あられ」の違いは何?材料や由来について解説します
せんべいやおかき、あられは日本ならではのお菓子ですが、それらの違いについてご存じでしょうか。形や大きさで、名前が異なっていると思った方もいるでしょう。しかし、実際には別の違いがあるのです。
そこで今回は、それぞれ使われている材料や由来などを解説していきます。せんべいやおかきの歴史を理解すると味わい方の幅も広がるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてください。
せんべいとおかきの違いは使用する「お米」
せんべいとおかきの違いは、使用するお米の種類です。せんべいには粘り気の少ないうるち米、おかきには粘り気のあるもち米が使われています。
せんべいは平べったい形が多く、硬めで膨らみにくいのが特徴です。一方で、おかきは火を通したときに膨らみやすく、せんべいより柔らかい食感です。せんべいとおかきの歴史は古く、どちらも庶民のお菓子として長く親しまれてきました。
ここからは、せんべいとおかきの特徴や由来についてわかりやすく解説していきます。おかきとあられの違いにも触れていますので、最後まで読んでみてください。
せんべいの特徴
せんべいの原料であるうるち米は、粘りが少なく膨らみにくいのが特徴です。製粉したうるち米に熱湯を加えて蒸し、伸ばして乾燥させたものを焼いて作られます。せんべいが平べったく硬めの食感になるのは、焼いても膨らみにくい性質があるからです。
せんべいにはうるち米の他に、小麦粉や馬鈴薯のでんぷんを使う種類もあります。一般的に醤油せんべいや塩せんべいに使われている原料はうるち米です。またせんべいの中では、焼きせんべいと揚げせんべいが主流です。
せんべいの歴史は弥生時代にまでさかのぼり、団子状の餅を焼いて食べる文化もあったそうです。せんべいの起源には、空海が中国から持ち帰って広めたという言い伝えや、千利休の弟子が最初に作ったお菓子である説もあります。
「せんべい」という名前も、草加の「おせん」という方の名前からとられた説や、千利休の「千」と弟子の「幸兵衛」をあわせて「千兵衛」になった説などさまざまものがあります。現在作られているせんべいになったのは1645年以降と言われており、江戸に近い町屋・千住・柴又・草加などから広まっていきました。
おかきの特徴
おかきの原料にはもち米が使われており、粘りが強く膨らみやすいのが特徴です。昔は正月にお供えした鏡餅を切って焼き、膨らませて食べていたと言われています。おかきは日本古来の風習から広まり、庶民のお菓子として受け継がれてきました。
名前の由来は、膨らんだもち米に刃物を入れずに手で欠いた(割った)ことから来ています。室町時代の宮中である女性が「お」をつけて呼んだ経緯から、「おかきもち」と呼ばれるようになりました。そこから、現代では「おかき」や「かきもち」という名前が定着しました。
明治時代の後半までは、もち米の製粉から焼き上がりまでを手作業で行っていました。そして現代では工業化が進み、大量生産されるようになりました。
あられの特徴
あられもおかきと同じく、もち米が使われます。おかきとの明確な違いは大きさです。一般的には5センチ以上をおかきと呼び、それ未満はあられに分類されると言われています。名前の由来は、鍋でいる音や形が空から降ってくるあられに似ているという説が有力です。
あられは平安時代に朝廷で行われる「歯固め」の儀式の後に、鏡餅を砕いて食したことが始まりとも言われています。また、奈良時代には宮廷でおもてなし料理として、海外からの客人にふるまっていたそうです。
あられは主に関東地方の名称ですが、関西でもあられをおかきと呼ぶことも少なくありません。呼び方は地域による違いもあるため、5センチ未満のものはあられと呼ばれることが多い程度に覚えておいてください。
柿の種はあられの一種
現在の柿の種を最初に作ったのは、新潟県長岡市にある「浪花屋製菓」です。柿の種は、意外なことにあられの調理に失敗したことがきっかけで誕生しました。
創業当初の大正時代は、餅を手作業でスライスし、小判型の金型で切り抜いてあられを成形していたと言われています。しかし、あるとき金型を踏みつぶしてしまい、歪んだ金型で成形してあられを作ったところ、柿の種に見えるお菓子が出来ました。これが最初の柿の種だと言われています。
まとめ
せんべいとおかきは使用している材料や製法が異なるお話をしました。お米が違えば食感も味わいもそれぞれです。今回ご紹介したせんべいやおかきの由来を思い出すと、口にするときの楽しみ方も変わってくるでしょう。
『新潟味のれん本舗』では、「おいしいものを、おいしいうちに、少しでも早く召し上がっていただきたい」という思いを胸に、1988年の創業から工場直送にこだわっています。包装のデザインにもサプライズ感があり、お中元・お歳暮などの贈り物にもおすすめです。
せんべいの袋を開けた時に立ちのぼる香ばしさや、噛みしめた時に感じるお米本来の風味を、ぜひ一度お試しください。












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