MINI COLUMN
お中元に商品券を贈るのはマナー違反?お中元のマナーから贈ってはいけないものや相手についても解説
お中元に商品券を贈るのはマナー違反なのかについて知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「お中元に商品券を贈るのはマナー違反なのか」について紹介していきます。
結論、お中元に商品券を贈るのはマナー違反とされていますが、友人や両親など親しい間柄であれば問題ありません。
他にも「商品券を贈るメリット」や「お中元に関わるマナー」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、お中元に関わるマナーについて理解を深めてみてください。
お中元に商品券を贈るのはマナー違反?
お中元は、日頃の感謝を伝える贈り物なので、お金に困っているという意味を連想させてしまう「商品券」は、マナー違反とされています。
しかし、目上の方以外の、両親や友人などの親しい間柄については、お中元に商品券を贈るのは問題ないとされています。
しかし、商品券だけを贈ってしまうと誤解を招いてしまう可能性があるので、一緒にお菓子を添えたり、一言メッセージを添えるようにしましょう。
商品券を贈るメリット
商品券を贈るメリットについては、主に以下が挙げられます。
- 気軽に贈れる
- 相手側に好きなものを選んでもらえる
それぞれのメリットについて紹介していきますので、お中元で商品券を送りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
気軽に贈れる
商品券は、相手の好みなどを考慮せずに気軽に相手に贈れるメリットが挙げられます。
お中元をもらった相手も、お中元のお礼をする金額の目安が付きやすくなるので、商品券の方が喜ぶ方も多くいます。
相手側に好きなものを選んでもらえる
商品券を贈る最大のメリットとして、相手側に好きなものを選んでもらえるメリットが挙げられます。
相手にギフトを贈るには、相手の家族構成や好みなども考えなければいけません。
ギフトを贈ってしまうと邪魔になってしまう可能性もあるので、スペースのとらない商品券は、状況によっては適していると言えるでしょう。
商品券を贈る際のマナー
商品券を贈る際のマナーについては、以下が挙げられます。
- 目上の方に贈らない
- 内祝いで贈らない
- 商品券をいただいたお礼に贈らない
それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目上の方に贈らない
商品券は、お金に困っているという意味に捉えられてしまう可能性があるので、目上の方に贈るのはマナー違反とされています。
目上の方の好みが分からない場合でも、定番の菓子折りやジュースなどを選ぶようにしましょう。
内祝いで贈らない
出産や結婚などのお祝いのお返しの内祝いとして商品券を贈るのは、マナー違反とされています。
商品券は金額がはっきりと明記されているので、相手からもらった品物の金額が分からない場合には、商品券以外のものを選びましょう。
しかし、過去に相手からもらった内祝いが商品券だったり、親戚から商品券が良いというリクエストがあったりする場合には、商品券を贈っても問題ありません。
商品券をいただいたお礼に贈らない
相手から商品券をもらった御礼に商品券を贈ってしまうのはマナー違反とされているので、注意が必要です。
商品券の種類が違っていてもマナー違反なのは変わらないので、商品券以外の別のものを贈るようにしましょう。
しかし、内祝い同様に相手からリクエストがあった場合には、商品券を贈っても問題ないとされています。
お中元に関わるマナー
お中元に関わるマナーについては、主に以下が挙げられます。
- 額面なしのギフト券
- 3,000〜5,000円が一般的なお中元
- お歳暮の約7割
- お菓子を添えるなら1,000〜2,000円の菓子折り
それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
額面なしのギフト券
金額が書いてあり贈りにくいと思っている方は、額面なしのギフト券を選ぶようにしましょう。 額面なしのギフト券については、主に以下が挙げられます。
- マッサージ券
- グルメ交換ギフト券
- ディナー券
- 宿泊券
相手の好みに合った額面なしのギフト券を贈ると、特別感を出すことができ、相手に良い印象を与えられる可能性が高くなります。
3,000〜5,000円が一般的なお中元
お中元は毎年贈るものになるので、相手や自分にとって負担のない金額の3,000〜5,000円が一般的とされています。
目上の方だからと言って、高い金額のお中元を贈ればよいわけではありません。
また、金額が安すぎるお中元を贈ってしまうと相手に対して失礼にあたってしまうので、相手との関係性を踏まえてお中元の金額設定を行いましょう。
お歳暮の約7割
毎年お歳暮とお中元を贈っている場合は、お歳暮の約7割の金額くらいのお中元を贈ると良いとされています。
お歳暮は1年間の感謝を伝える贈り物とされているので、お中元よりも金額が高いのが一般的です。
お歳暮とお中元は、毎年両方とも贈らなければいけないものではないので、自分や相手の負担にならない程度に抑えましょう。
お菓子を添えるなら1,000〜2,000円の菓子折り
商品券にお菓子を添えるなら、1,000〜2,000円の菓子折りが最適と言えるでしょう。
菓子折りは、商品券よりも大きなサイズを選ぶこともマナーとされています。
お中元に贈ってはいけないものや相手
お中元に贈ってはいけないものや相手について把握しておくと、相手に失礼なことをしてしまうリスクを減らせられます。
感謝の気持ちを込めてお中元として選んだとしても、お中元に贈ってはいけないものだったら、相手との関係性が悪くなってしまうリスクがあるので注意が必要です。
お中元に贈ってはいけないもの
お中元では、相手が不快に思ってしまうものを贈るのはマナー違反とされています。
意味合いがよくわからないものや語呂合わせなども贈るのはNGとされているので、少しでも贈る際に不安がある場合には、定番のものを選ぶようにしましょう。
具体的にお中元に贈ってはいけないものは、以下が挙げられます。
項目 | 内容 |
---|---|
刃物 | 縁を断ち切るという意味が含まれており、お中元にはふさわしくないとされています。しかし、相手が料理好きで刃物類が欲しいという要望が合った場合には、贈っても問題ありません。 |
ハンカチ | 手切れという意味が含まれているので、縁起が悪いというネガティブなイメージを持っている方が多くいます。最近では、あまりに気にせずにハンカチを贈っている方がいますが、白いハンカチは亡くなった方を連想してしまうので、避けるようにしましょう。 |
足で踏みつけるもの | 靴下やマット、スリッパなど足で踏みつけるものは、縁起が悪いとされているので、選ばないようにしましょう。友人や親戚では問題なく贈ることができます。 |
4と9語呂合わせに関係するもの | 「4=死」「9=苦」というイメージがあるので、語呂合わせに関係してしまうものは避けましょう。例としてクシは語呂合わせになってしまうので、贈り物にはふさわしくありません。 |
商品券 | 目上の方に贈ってしまうと失礼にあたってしまうので注意が必要です。 |
花 | 花自体を贈るのは問題ありませんが、不吉な花言葉を持っている花は避けるようにしましょう。もしも、花を贈る際には、あらかじめ花言葉を調べるようにしましょう。 |
筆記用具 | 「勉強をしなさい」という意味が込められているので、お中元にはふさわしくありません。 |
人数に合わないもの | 家族構成や会社の人数に合わないものを選んでしまうと、失礼にあたってしまうので、あらかじめ注意が必要です。 |
何気なく使用しているものでも、ネガティブなイメージを持っているので、はじめてお中元を贈ろうとしている方は、入念に調べるようにしましょう。
お中元を贈ってはいけない相手
お中元を贈ってはいけない相手については、以下が挙げられます。
- 警察官
- 裁判官
- 国会議員
- 国家公務員
- 地方公務員
上記に当てはまる職業は、お中元やお歳暮などの金品を贈るのは法律によって禁止されています。
感謝の気持ちを込めて贈っても、反対に相手に迷惑をかけてしまうので、あらかじめ注意が必要です。
お中元の相場は贈る相手によって変わる
お中元の相場は、一般的に3,000円〜5,000円程度とされていますが、贈る相手や関係性によっても金額は変化します。
具体的にお中元を贈る相手別の相場については、以下のとおりです。
お中元を贈る相手 | 内容 |
---|---|
親戚 | 3,000円から5,000円が相場とされており、関係性が深いので、高級品を贈るよりも、相手の好みに合った品物を選びましょう。 |
友人 | 3,000円程度が相場で、相手や自分が負荷にならないような金額を選びましょう。 |
上司 | 5,000円程度が相場で、高級品を贈ってしまうと、上司に気を使わせてしまう可能性があるので、あらかじめ注意が必要です。 |
取引先 | お得意先は10,000円程度ですが、通常の取引先は5,000円程度が望ましいとされています。 |
上記のように、お中元は贈る相手によっても値段が変わるので、相手に失礼がないように、しっかりと理解しておきましょう。
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出典:新潟味のれん本舗
項目 | 内容 |
---|---|
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お中元のマナーについて理解を深めよう!
今回は、お中元に商品券を贈るのはマナー違反になるのか知りたい方に向けて、商品券を贈るメリットやお中元に関わるマナーを紹介しました。
お中元に関わるマナーについては、主に以下が挙げられます。
- 額面なしのギフト券
- 3,000〜5,000円が一般的なお中元
- お歳暮の約7割
- お菓子を添えるなら1,000〜2,000円の菓子折り
- のし紙の付け方
今回の記事を参考に、お中元のマナーについて理解を深めてみてください。