
MINI COLUMN
せんべい・おかきの賞味期限
湿気ってしまったせんべいの消費方法も紹介
せんべい・おかきは、比較的長い期間保存できるお菓子です。しかし、お年寄りや小さな子どもも含め、家族みんなで安心して食べるには、賞味期限について適切な知識をもっておく必要があります。
そこで本記事では、せんべい・おかきの賞味期限と、食べないで処分した方が良い場合の特徴についてご紹介しますので、参考にしてください。
せんべい・おかきの賞味期限は?

せんべいやおかきの賞味期限はメーカーや商品によって異なりますが、一般的には2ヶ月〜半年ほどです。味のれんでは、美味しく食べてほしいというこだわりから60日間を賞味期限として設定しています。
賞味期限が近づいているせんべいは、風味が薄く食感も少し湿気を感じるようになります。せんべいを一番美味しい時期に食べるためには、メーカーごとに表示している賞味期限を確認し、それにあわせて召し上がることをおすすめします。
ぬれせんべいは賞味期限が短い
ぬれせんべいは、他の種類に比べて賞味期限が短いのが特徴です。一般的には15〜60日程度とされています。このようにぬれせんべいの賞味期限が短いのは、水分が多いためです。
雑菌は水分がなければ繁殖しないため、せんべいは比較的長持ちしやすいタイプのお菓子といえます。しかし、ぬれせんべいは乾燥させずにその食感を楽しむタイプのせんべいですので、長期間の保存に向いていません。ぬれせんべいは購入後なるべく早く食べ終える方が良いでしょう。
賞味期限切れのせんべい・おかきは食べられる?

賞味期限とは、「美味しく食べられる期間」として設定されている期限です。そのため、基本的には賞味期限が過ぎてから食べても問題はありません。ただし、賞味期限は未開封で保存していた場合の期限を指します。開封後は早く湿気る場合があるため、なるべく早く食べるようにしましょう。
また未開封の状態であっても、せんべいやおかきの種類によっては、賞味期限が切れてすぐ食べられなくなるものもあります。たとえば、油を使用した商品は傷みやすいことが考えられます。開封時に傷んだような臭いがした場合には、賞味期限からそれほど期間が経っていないとしても、食べない方が良いでしょう。
【補足】賞味期限と消費期限の違い
よく間違われやすいのが、賞味期限と消費期限の違いです。賞味期限は、美味しさの品質が保たれる期限ですので、未開封かつメーカーが推奨する保管方法を守っていれば、賞味期限が切れてしばらくの期間は食べても問題はありません。
一方、消費期限は安全に食べられる期限を指します。消費期限は食肉や惣菜、生菓子など急速に劣化するタイプの食品に表示されます。消費期限を過ぎてから食べると健康被害をもたらす可能性がありますので、賞味期限より慎重になる必要があるでしょう。
賞味期限が切れて食べられないせんべい・おかきの特徴

せんべいやおかきは多くの場合、少しであれば賞味期限が切れてから食べても問題ありません。しかし、開封した時に異変を感じたなら、賞味期限の日付に関係なく食べないようにしましょう。少しでも違和感があったら食べずに処分するのが安全です。
そこで、気を付けたい3つの特徴をご紹介します。
- カビなどで色が変わっている
- 異臭がする
- 湿った感触がする
➀カビなどで色が変わっている
せんべいは水分が少ないタイプのお菓子のため、カビが繁殖することはごく稀です。しかし、保存方法が適切でなかったり、気候により品質に影響があったりすると、せんべいにカビが生える場合があります。
カビが生えるとせんべいの表面が白っぽくなったり、黒や緑色などに変色したりします。特に注意が必要なのは、水分量が多いぬれせんべいです。少しでもせんべいの見た目に異常を感じたら、食べずに処分するようにしましょう。
➁異臭がする
せんべいの包装を開けた時に異臭がする場合は、腐敗している可能性があるので注意が必要です。特に油を使用しているせんべいは、油が酸化した酸敗臭がする場合もあります。油を使用したせんべいは、酸素、水分に触れる環境や高温に弱いので気を付けましょう。
また、それ以外のせんべいでも湿気ると微生物が繁殖して、不快な臭いを発生させる場合があります。体調を崩す可能性がありますので、食べないようにしましょう。
➂湿った感触がする
せんべいのうち多くの種類は、パリッとした感触なのが一般的です。本来乾燥しているはずのせんべいが湿っていたら、食べるのは避けた方が良いでしょう。
湿った感触は、せんべいが空気中の水分を吸収することで生じます。水分だけであれば問題はないのですが、空気中には雑菌やほこりも混じっています。せんべいが外気に触れる状態になっていると、雑菌が繁殖している可能性もあります。
最悪のケースでは、食中毒が起こる危険も考えられます。そのため、お年寄りや小さな子ども、体の弱い人などは湿ったせんべいを食べないよう注意が必要です。
まとめ
せんべいやおかきは、一般的には2ヶ月〜半年と比較的長い期間保管できるお菓子です。賞味期限は美味しく食べられる期限のため、多少過ぎてから食べても体に影響はないでしょう。ただし、カビが生えていたり、異臭・湿った感触がしたりする場合には、食べないで処分するように気を付けるべきです。
お米本来の新鮮な味を楽しむためには、賞味期限だけでなく、原料にもこだわる必要があります。新潟味のれん本舗では、国産米の中でも特に粒が大きく、主食用米と同等のお米を100%使用しています。袋をそっと開けるとたちのぼる、新鮮な香ばしさを楽しめるのが特徴です。
また、加工方法についても、お米の製粉の際に熱を加えないこと、製粉したお米を作り置きせず、すぐに商品として加工するといったこだわりをもって生産しています。ご家庭用や贈り物に高品質なお菓子をお求めでしたら、ぜひ新潟味のれん本舗のおせんべいをご検討ください。