菓子折りの意味は|注意すべきマナーや選び方のポイントを解説する

MINI COLUMN

菓子折りの意味は
注意すべきマナーや選び方のポイントを解説します

2022.10.27

日常で菓子折りを用意するシーンは意外と多いものです。菓子折りには、お祝いや挨拶、謝罪など様々な意味があります。相手方に喜ばれる菓子折りを用意するには、注意すべきマナーや品物選びのポイントがあります。本記事では、菓子折りを持参するシーンごとのマナーについて解説しますので、参考にしてください。

菓子折りの意味は

菓子折りは本来、木の外箱に入ったお菓子を意味します。昔は菓子が高級品だったため、ほとんどのお菓子は箱に詰めて販売されていました。薄く削った木を折り曲げて作る「折り箱」が使用されたことから、「菓子折り」と呼ばれるようになりました。

現在では文字どおりの折り箱だけではなく、発泡スチロールや厚紙など様々な素材の外箱が使われていますが、外箱に入ったお菓子全般が菓子折りと呼ばれています。高級感ある贈り物を相手に礼儀を払う進物として贈るイメージです。

菓子折りを持参するシーン

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菓子折りは、挨拶や感謝、謝罪など様々な意味を込めて贈られます。菓子折りを持参することが多い代表的なシーンを例に挙げましたので、参考にしてください。

  • 取引先への挨拶
  • 時節の挨拶
  • 友人宅に訪問する時
  • 不手際の謝罪
  • 退職時の挨拶
  • 退職する人への餞別
  • お世話になったお礼
  • 結婚のお祝い

菓子折りを渡す際のマナー

菓子折りを渡す際にはマナーに注意して、相手方に気持ちの良い印象を持っていただきましょう。そこで、以下の3つの菓子折りのマナーを紹介します。

  • 菓子折りを渡すタイミング
  • 菓子折りの渡し方
  • 菓子折りにつける「のし」

菓子折りを渡すタイミング

菓子折りを渡すのに適切なタイミングは、シーンによって異なります。お礼や挨拶の場合は初めに渡すのが適切です。最初の挨拶の際に、「心ばかりのものですが」「お口に合うかわかりませんがお受け取りください」など、相手に応じた一言を添えて渡します。

一方、謝罪のために訪れた場で菓子折りを渡す場合は、初めに渡してはいけません。相手が菓子折りを受け取ることは、謝罪の受け入れを意味します。そのため、まずはしっかりとお詫びを表明し、相手方が謝罪を受け取ったことが十分確認できてから帰り際に渡します。

また、謝罪を受け入れてもらえず菓子折りも受け取ってもらえない場合には、無理に渡さず持ち帰る対応もあるでしょう。

菓子折りの渡し方

菓子折りを渡す時は、紙袋から取り出すのがマナーです。取り出した菓子折りは相手方に向かって正面を向くように持ち、両手でお渡しするようにしましょう。何か一言添える必要がありますが、「つまらないものですが」など必要以上に謙遜した言葉はネガティブに捉えられるケースもあるため注意しましょう。菓子折りを取り出した紙袋は、自分で持ち帰るようにします。

一方、外で会った場合など、相手方が持ち帰る必要があるシーンでは持ちやすさを配慮して紙袋のまま渡す場合もあります。その際には、「袋のままで失礼します」などの言葉を添えると丁寧です。

菓子折りにつける「のし」

のしは、結婚式や内祝いなどかしこまったお祝いの贈り物に使います。表書きには「御礼」や「心ばかり」などの文字を入れるのが一般的です。また、気軽なお礼などに使用できる略式の「短冊のし」と呼ばれるものもあります。

またのしはお祝いのイメージが強いため、謝罪のための菓子折りには使いません。菓子折りを購入した店舗の包装紙や無地の掛け紙などを使うのが好ましいです。遠方に郵送する場合など、言葉を添えたい場合にはお詫び状を添えると誠意を伝えられるでしょう。

菓子折りの選び方のポイント

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渡す相手方に失礼がないよう、菓子折りの中身もよく検討したいことの1つです。菓子折りを持参するシーンは多岐にわたるため、状況と相手により適切な品物を選ぶ必要があります。そこで、どんなシーンでも共通する重要なポイント2つを解説します。

  • 好みが分かれないもの
  • 長持ちするもの

➀好みが分かれないもの

親しい友人など相手を熟知している場合を除き、菓子折りは好みが分かれないものを選ぶのが無難です。例えば、過度に甘いものや辛いもの、匂いが強いものなどは、人によって食べられない場合があります。

また渡した本人だけでなく、会社や家庭に持ち帰ってみんなで食べる可能性も考え、老若男女問わず好まれるものを選ぶのがベストでしょう。相手の好みがわからない場合や他の人と一緒に食べることも想定して、色々な種類のお菓子が入った詰め合わせもおすすめです。

➁長持ちするもの

菓子折りを渡した後に相手方がすぐに食べられる状況であるとは限らないため、菓子折りには長持ちするものが最適です。冷蔵保存の必要があり、賞味期限も短いケーキなどの生菓子は避けた方が良いでしょう。また個包装のものを選べば一度で食べ切る必要がなく、受け取った側が困ることがないため親切です。

シーンごとの菓子折りの選び方

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菓子折りマナーには、シーンごとに注意したいポイントがあります。以下の3つのシーンに分けて解説しますので、参考にしてください。

  • 「謝罪・お詫び」での菓子折りの選び方
  • 「お祝い・プレゼント」での菓子折りの選び方
  • 「退職・ご挨拶」の際の菓子折りの選び方

「謝罪・お詫び」での菓子折りの選び方

謝罪やお詫びで菓子折りを選ぶ際のポイントは重厚感です。お菓子の重みが謝罪の気持ちの重さを表すとも言われています。そのため高級感のある有名店や老舗の和菓子など、見た目が落ち着いたものを選ぶのが良いでしょう。

カラフルな洋菓子は華やかで謝罪の雰囲気にはそぐわないため、避けた方が無難です。また高すぎる品物は「値段でごまかしている」印象を与えかねないため、適度な価格帯のものを選ぶ必要があります。さらに、「適当に済ませようとしている」と思われないため、お詫び先の近くにある店舗で購入することも望ましくありません。先方から離れた場所の品物を、前もって準備しておくと良いでしょう。

「お祝い・プレゼント」での菓子折りの選び方

お祝いやプレゼントには、相手の好みを考慮するのがポイントです。またパッケージが華やかでおしゃれなものが適しています。相手の好みがわからない場合には、SNSやテレビなどで話題になった人気の商品なども喜ばれるでしょう。

詰め合わせタイプの菓子折りは、大勢で分けられる上に違う種類の味を試す楽しみもあるので人気です。家族と一緒に食べるシーンも考え、子どもが好きなお菓子を選ぶのも良いでしょう。

「退職・ご挨拶」の際の菓子折りの選び方

退職や新任の挨拶などオフィスに差し入れるビジネスシーンでの菓子折りは、会社の環境に配慮した選び方がポイントです。複数人に配る必要があり、食べるタイミングもそれぞれ異なる可能性が高いため、個別包装のものが便利です。

冷蔵保存や切り分けなどが必要なお菓子は、職場では扱いに困ってしまうため避けましょう。せんべいやクッキーなどの焼き菓子は好みが分かれにくく、休暇中の社員がいても長く置いておけるためおすすめです。

まとめ

菓子折りとは、お菓子全般が高級品で折り箱に入っていた時代にできた言葉です。現代では礼儀として贈る高級感のあるお菓子の贈り物全般を指します。喜ばれる菓子折りを選ぶには、シーンに適した品物選びや渡し方のマナーに注意する必要があります。

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